かけがえのない大切な家族

どんな時も無償の愛をくれる存在
ベッドで一緒に眠り、一緒に笑い、優しく寄り添ってくれる心強い相棒

願うのは、ただ一つーー
健康で穏やかに、しあわせな毎日を送ってほしい

「犬にとっての幸せって何だろう」
思い浮かぶのは私たち飼い主とのつながり・愛情

そのようなことを考えているとき、「食べる時間」を大切にしたいと思うようになりました。

毎日のごはんは信頼できるフードに任せるとして、
週に一度だけ、ちょっと特別な「ごほうび」を一緒に楽しむ時間があってもいい。

自然な素材で、健康にもやさしく、夢中になって食べてくれるようなものを――。

噛む力が弱い子にも、アレルギーがある子にも。
できる限り、どんな子にも寄り添えるごはんを届けたい。

思い出すのは、子どもの頃に囲んだ焼肉の食卓
何も加えられていないお肉をうれしそうに食べる私を、家族はきっと笑って見ていた。
そんな時間こそ、何よりの「しあわせ」だったのかもしれません。

CANUMAは、そんな記憶のかけらのような、犬と人とのやさしい時間のそばにある存在でありたい。

Canine(犬)とUma(馬)――その名前には、私の願いと信頼が込められています。

命をいただく

私たちがいただいているのは、国産の馬のスジ肉。
人間用にはあまり使われない部位かもしれません。
だからこそ私たちは、命を無駄にしない選択をしたいと思いました。

スジ肉には特有のうまみと香りがあります。
その風味は犬の本能をくすぐるような魅力があり、
思わず夢中になって食べてしまう――そんな力があります。
また、スジにはコラーゲンが豊富に含まれています。
コラーゲンは関節や骨のクッション、皮膚や被毛のハリ、
そして内臓の健康維持にも深く関わる、体の土台を支える大切な成分。

私たちは、このスジ肉をじっくり加熱してやわらかくし、
ミンチにすることで、成犬からシニア、噛む力が弱い子まで、
どんな子にも食べやすいやさしいごはんに仕上げています。
「使われない部分」ではなく、うまみ・香り・栄養の詰まった、
特別な一部位として、大切にいただいています。

CANUMAが届けたいのは、
「単なる肉」ではなく、「想いを込めたごはん」。
「ありがとう」と言葉では返せない代わりに、
夢中で食べてくれる姿こそが、答えなのかもしれません。

余計なものは加えない

それは、手を抜くことではなく、
「愛する家族に対しての、大きな安心」ということ。
「余計なものがいらないほど、信頼できる素材である」ということ。

私たちがいただいているのは、プレミアム牛と同じ餌を食べて育ち、
一切の成長促進剤やホルモン注射、抗生物質なども与えられていない、
ごく自然に育った国産の馬。
そのスジ肉は、オレイン酸を豊富に含み、うまみと香りも際立ちます。
だからこそ、何も足さずに届けたいと思いました。
香りづけの油も、食いつきをよくする添加物も、日持ちさせる保存料も、
一切加えていません。
ただ、丁寧に加熱し、やわらかくミンチにして、まっすぐにパックするだけ。
ごまかしのきかない、ごはんです。

“シンプル”とは、“誠実さ”です。
余計なことをせず、素材そのものに語らせる。
食べる姿がそのまま答えになる、そんなごはんを目指しています。

CANUMAが大切にしているのは、余計なものに頼らない“まっすぐな姿勢”。
素材への信頼と、愛する気持ちに誠実でありたいという想いを込めています。

自然に寄り添う

命あるものを扱ううえで、どうしても大切にしたい姿勢があります。
それは、「素材に余計なものを加えない」のと同じように、包むものにおいても、できる限り人工的な加工や負荷を減らすことです。

衛生と安全を保つため、現時点では真空パックなどのプラスチック素材を使わざるを得ない部分もあります。
それでも、それ以外の部分では、できる限り自然由来や地球に還る素材を選んでいます。

たとえば、商品を包むのはレーヨン系の不織布(紙)、緩衝材には木材を細く削ったもの、段ボールにはインクではなく焼印を使用しています。
また、配送伝票はサーマル印刷のラベルを直接貼らず、紙で包んだ上から添付しています。

こうした設えは、もしかすると“合理的”ではないのかもしれません。
それでも、ただ届けばよいのではなく、「贈り物」として美しく届くことも大切にしたいと思っています。

完璧ではないけれど、無理のない、やさしい選択を重ねていくこと。
“自然”という言葉にすべてを委ねるのではなく、愛犬にも、環境にも、お客様にも誠実でありたい――そんな気持ちから生まれた取り組みです。

CANUMAが考える「自然に寄り添う」とは、理想を掲げることではありません。
日々の選択に、バランスと真心を込めることです。

信頼は、人から始まる

私たちがいただいている馬肉は、たった一軒の信頼できる牧場――俵本畜産から仕入れています。契約先は他にありません。その人たちのもとで育った命だけを、信じて預かりたいと思えるからです。

俵本畜産は、経営効率や生産性だけでは語れない丁寧さで、動物と向き合っています。育てる頭数をむやみに増やさず、一頭一頭に目を配り、販売も自社で月にわずか3日しかお店を開けません。品質と鮮度、そして誠実な届け方にこだわるからこその選択です。

私自身、これまで何度も牧場を訪れ、牛や馬に餌をやらせてもらったこともあります。従業員やご家族と話す中で、その眼差しやしぐさから、命と真剣に向き合う姿勢を強く感じてきました。さらに、俵本畜産は地元の子どもたちに「命をいただく」ということを伝える活動も行っています。言葉だけでなく行動で、その重みを示しているのです。

そんな人たちから託された命だからこそ、私たちもまっすぐに受け取り、まっすぐに届けたいと思いました。どれだけラベルに“安全”と書かれていても、「誰が育てたか」「どんな想いで育てたか」が見えなければ、本当の信頼にはつながりません。私たちが信じているのは、透明性や合理性ではなく、“人の誠意”です。

たくさん売ることではなく、ちゃんとしたものを、ちゃんと届けること。

始まりには、いつも“人”がいる
CANUMAは、そんな信頼の循環の中から生まれました。

そしてその循環に、お客様にも加わっていただいています。CANUMAは、皆さまにいただいた売上のワン%(10%)を犬の幸せのために寄付していきます。
犬たちの未来にやさしさを届けてくださることに、心から感謝しています。