犬にとって、ごはんの始まりは“匂い”から。
散歩のときも、家の中でも、まず鼻を頼りにして世界を確かめている。
人よりもはるかに優れた嗅覚を持つ犬。鼻の奥には数億もの嗅細胞があって、わずかな違いも嗅ぎ分けてしまうらしい。だから犬にとって匂いは、ただの香りじゃなくて、世界そのものをかたちづくる感覚なんだと思う。
フレンチブルのような短頭種は嗅覚が少し弱いと言われているけれど、それでも人間とは比べものにならない。ごはんのとき、まず香りを確かめてから食べ始める姿は、犬にとって「これからだよ」という合図みたいなものだ。
そのすごさは、日常の一コマでも感じる。
愛犬が留守番中に私が外から帰ってくると、玄関にたどり着く前から、家の中でそわそわしている気配が伝わってくる。扉を開ける前には、もう「わんわん」という声が待ちきれないように響いている。
最初に気づくのは、きっと風に乗って届く匂いなんだろう。そこに足音や気配が重なって、「やっぱり帰ってきた」と確信するのだと思う。そしてドアが開いた瞬間、「待ってました」とばかりに勢いよく飛びついてくる。その全身で喜びを伝えてくれる姿が、なんとも愛おしい。
CANUMAは素材の匂いをごまかさない。
添加物や人工的な香りじゃなく、馬肉そのものの自然な匂いをそのまま生かす。犬が本能で「これだ」と感じてくれるごはんでありたい。
鼻をくんくん動かして、ごはんにまっすぐ向かう姿を見ていると、食べる前から幸せを分けてもらっているような気がする。
今日は、そんな犬の嗅覚のすごさと、帰りを待ちわびるその愛おしさをここに残しておきたくて。
Your dog feels loved. CANUMA