ドッグフードの歴史は、馬肉から始まったとも言われている。
1922年に登場した缶詰フード「Ken-L Ration」は、主な材料として馬肉を使っていた。
背景には、自動車の普及によって役割を終えた馬が増え、その肉を活用する流れがあった。結果として、犬の食事を産業として形づくるきっかけにもなった。犬にとっては、最初に選ばれた原点の食材が馬肉だったわけだ。
画像出典: East Riding Archives / Unsplash
けれどその後、牛肉や鶏肉が主流になって、馬肉は犬の食事から少しずつ姿を消していった。
だからこそ馬肉は、アレルギーを起こしにくい“低アレルゲン”のタンパク源として位置づけられている。牛肉や鶏肉のように長く食べられてきた食材は、どうしてもアレルギーの原因になりやすいけれど、馬肉はその歴史が少ない。過剰な免疫反応を起こしにくいのは、そのためだと思う。
CANUMAで使う馬肉は、信頼できる俵本畜産から届く国産のもの。
プレミアム牛と同じ飼料を食べて育ち、オレイン酸を多く含むやわらかな肉質を持っている。だからこそ、余計なものを加える必要はなく、素材そのものの力をまっすぐに届けられると信じている。
そしてブランドの名前にも、その思いを込めた。
CAN(Canine=犬)+ UMA(馬)。
犬と馬、二つの存在を結び合わせることで、このブランドが目指す方向をそのまま表した。呼ぶたびに、そのご縁を思い出せるように。
振り返ると、素材も、名前も、原点を見つめ直したときに自然とそこにあった答えだった。
だからCANUMAは、ただのドッグフードではなく、犬と人の時間を少しでも豊かにする“ごほうび”でありたいと思っている。
今日は、その思いをここに残しておきたくて。
Your dog feels loved. CANUMA