9月に入ったけれど、まだまだ暑い。
不思議と真夏のようにバテることもなく、どこか身体が慣れてきたように感じる。これがいわゆる「暑熱順化」というものなのだろうか。(単に厚さのピークは過ぎた?)
人や馬は汗をかいて体温を調整するから、暑さに慣れるというのはわかりやすい。じゃあ、犬にもそんな力があるのだろうか?
調べてみると、犬にも「暑さに慣れる」働きはあるようだ。
実際にビーグル犬を使った研究では、真夏のような環境で毎日運動を続けると、10日ほどで体温の上がり方が穏やかになったり、心拍が安定したりする変化が見られたという。つまり犬も、時間をかければ暑さに少しずつ順応できるということだ。
とはいえ、犬は人と違って汗をほとんどかけない。体温を下げる手段はパンティング(ハァハァ)くらいだから、どうしても暑さには弱い。日本のように湿度が高い夏はなおさらだ。
だからこそ、ほんの短い散歩や軽い運動を繰り返しながら、少しずつ慣らしていくことが大切になる。ただし高齢の犬や短頭種は暑さに弱く、順化がうまくいかないこともある。無理をさせず、様子を見ながら進めていくのが一番だと思う。
うちの犬も、真夏よりは少し楽そうな顔で歩いている姿を見ると、一緒に季節を乗り越えているんだなと感じる。
今日は、そんな“暑さと寄り添う”犬との日常をここに残しておきたくて。
Your dog feels loved. CANUMA